やぎしんぶろぐ

C#er/プログラミング作法

〜UX生トーク vol.5 プロトタイピングを振り返る - 人気4サービスのプロトタイピング事情大公開〜に参加してきました! <2016/12/9 (Fri)>

ブログを見てくださっている方々

 

お久しぶりです。やぎしんです。

 

最近、”情報を発信することの重要性を考える”ことが偶然ですが重なって、なんか久しぶりにブログを書きたくなって書くことにしました!笑

どこかのブログで見た

「情報を発信する人に情報は集まる」

という言葉を信じて続けてみようと思います。

 

今日のテーマ 〜勉強会の報告〜

先週の金曜日は

eventdots.jpに参加してきました。

イベントに記載されている概要をそのまま引用させていただきます。

概要

UXを生み出す現場の創り手達が、刺激を与え合う場を作ることを目的として開催している「UX生トーク」。

第5弾となる今回は「プロトタイピングを振り返る」をテーマに掲げ、Cookpad、CROSS ME、Yahoo!ニュース、Rettyの4サービスに登壇頂きます。 各サービスのプロトタイピングの変遷やプロセス、お蔵入りとなったデザインなど…他では見られないプロトタイピング事情を大公開して頂きます!

 

  UXについては私が説明するよりも詳しく描かれていることもあるかと思いますが、ざっくり言うと、”ユーザーがそのサービスを使用することによって得られる満足度を考慮してUI設計すること”ですかね?

※あえて検索せずに投稿してるので、ご指摘お願いします!笑

 

私がなぜこれに参加したかったかというと、現在の仕事柄、ユーザーの皆さんの声があまりにも遠すぎて、要件だけ聞いて作業することにもどかしい気持ちになっていたからです。ダイレクトにConsumerの声が聞こえて来る環境にいらっしゃる皆さんは、普段どういったことに気をつけてUI/UXを考えてらっしゃるのか、とても気になったので参加したかったのです。

憧れだったCyberAgentさんが主催されていることもあって(笑)、楽しみにしてた勉強会でした。

 

それでは早速・・・

緑字が私のコメント

 

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近藤 雄亮(Retty株式会社/UX Lead・Designer)
「作る楽しさ、壊す楽しさ」


デザイン  = 未来を創る

デザイナー = 未来を創る人

冒頭から凄いなこの人、と。

自分の仕事に誇りを持っているというか、

責任感があるというか、

仕事への向き合い方がわかる一言だな、と。


壊した方がいいものがたくさん!
〜つくることはたやすく、壊すときは難しい〜
①ゴールを明確に
②制限は徐々に強めていく
③中間ゴールの設定

最近仕事で、ある課題解決に時間を掛けてしまったことがありました。自社の先輩がその課題解決を一緒にしてくださったときにしていた手法が、私には思いつかない方法でした。私はそれを”切り分け法”と言っています。

「問題となっている登場人物を洗い出し、その登場人物を別の環境で同じように0から再現してみる」という方法。そうして、どこが問題なのかを明確にしてから課題に取り掛かる。0から考えるというのは、この”壊す”という意味に非常に似ているな、と感じました。一度脳内で固定されてしまった考えを一般化して考えることによって解決の糸口を探る、というのはとても重要だなと改めて感じました。

”壊す”のが難しい、という部分。これって、日本の会社(特に業務システムを仕事の支柱とかにしている会社)の文化もこういった考え方って否定的だと思いました。(私の勝手なイメージ)

労働時間や、それにかかる人件費なども考慮しないといけないですが、品質が保たれたプロダクトをしっかりリリースできるエンジニアになりたいと強く感じました。


マイリスト機能改善
課題
・行きたいお店が増えすぎて選べない
・マイリスト見返したいと思えない
・お店リストお友達とシェアしたい
ターゲット
マイリストが溜まっているユーザー

数が多いなら制限を設ける!

ターゲットに沿った意思決定をすべき!(課題解決の目的・本質は何?)

GOOD POINT
・最初は自由度高い、徐々に制限を設けた
・「壊す前提で創る」意識を全員で持つ
・新しい価値は判断が難しく、「会話で使われるか」などのユースケースを考えたこと
壊すことが楽しくなると、創ることはもっと楽しくなる!

具体的な例を挙げてご説明いただきました。ユースケースを考える、ここは品質を担保する上では必須ですね。

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関 愛奈(株式会社サイバーエージェント/デザイナー)
「プロトタイプ=コミュニケーションツール」
プロトタイプの質が高まると、共有できる項目が増えて意見の合致につながる
1. ユーザー視点に近づく
2. 認識ズレを防ぐ
3. 開発工数の無駄をなくす
これ!非常に同感です!

DBを扱ったりするお仕事の方々にはちょっと当てはまらない話かもしれませんが、せっかく可視化できる方法があるので、それを一度具体化してみるという方法は自分のアイディアを共有したり主張したりする方法としては最善だと思いました。そうすることによって、自分がユーザー目線でその案件に向き合うことができるなーと感じました。

プロトタイピングに注力するのではなく、コミュニーケションツールとして使用して
コミュニーケーションの質を高める。

勉強させていただきます。

 

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倉光 美和(クックパッド株式会社/デザイナー)
「広げる、深める、プロトタイピング」

倉光さんのプレゼンではメモを取れませんでした・・・(パソコンを膝の上でカタカタしていたので、私が暑くなってしまって断念・・・。)。

覚えていることを書きます。

 

倉光さんのチームで実践したアイディア共有ツール〜付箋〜

付箋という同じ紙媒体を使うことによって、

・みんなが

・同じ環境で

・迅速に

アイディアを共有することができるようになったらしいです。

バラバラに書いた付箋を、ホワイトボードに貼って簡易的な画面遷移図を作ったり、構成管理ツールを使わずとも簡易的なドキュメントとそのログが作れたり・・・など、凄く手頃でわかりやすくアイディアを共有できるようになったとか。

一番驚いたのは、海外のエンジニアも同じ手法でやらせてみたときに、言葉はわからずとも、”その人のアイディア”は理解できたと。言葉だと時間がかかるところを絵を描くことでカバーするというのは、私のような若手が重宝すべき「上司に自分の考えをいち早く伝える」手法だと感じました。

 

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宇野 雄(ヤフー株式会社/ニュース・スポーツ事業本部 デザイン部 部長)
「150億PVを支えるプロトタイピング」
ちょっとずつ変える。(一気に変えてしまったことによるユーザーのストレスを減らす。)

確かに、の一言です。

一気にアプリのUI変わったらストレス感じますよね・・・。


アジャイルを2週間で回す!
夢を語れるチームは強い。(現実路線で進んでしまう・・・)

深すぎますね。自社の先輩方との飲みで議題にしてみようと思います。

多分ブログ、十記事くらいになりそう・・・。


プロトタイプの基本はスクラップ&ビルド
・ツールは柔軟に使い分ける
・コードを書いた方がいいって人もいる。
・素早くイメージをぐたいかするために使う(xxxを踏襲してくださいでもいいしね!)
・あくまでゴールを目指す一つの形として
・作ったものに固執しない。

こういったマインドを持った人にである環境って凄い羨ましいと思ったし、そう言ったチームにいないのであれば、自分の力で変えていきたいと強く思いました。

働く環境というより、誰と働くか。は非常に重要ですね。

 

と言った感じでした!

いやー、勉強会に行ったらデザイナーの方々がたくさんで、エンジニアの私はちょっと「来るところ間違ったかな・・・」って思いましたが、スピカーの皆さんの貴重なお話をお聞きできる有意義な時間を過ごすことができました!

 

と、ここまでかかった時間は2時間。

ブログを書くのは非常に長いですね・・・。もっと早めに書けるように頑張ります!

(今日は定時で上がって、池袋のおしゃんなカフェでブログ書いてました。笑笑)

 

※ご意見・ご感想・ご批判、お待ちしております!※

 

それでは、また次回です。

次は1年間の振り返りでもしますかねー。

 

やぎしん